えど参る!第2回はレゴ®エデュケーションのWeDo2.0(ナリカ)を使って、扇風機の制御実験にチャレンジします。
レゴ®WeDo 2.0 基本セットとは
スマートハブ(Bluetooth接続用)、Mモーター、2種類のセンサー(モーションセンサー、チルトセンサー)、2人分のブロックがセットになっており、多彩なプログラミング学習ができる万能キットです。
ソフトウェアは、専用のWeDo 2.0 ソフトウェアで、ブロックを使ったビジュアルコーディングができます。
特筆すべきは、ソフトウェア内にあるプロジェクト(実験内容)が豊富で、20種類以上あります。また物理化学、地球科学、宇宙科学といった科学分野の重要なトピックを網羅する体験型プロジェクトなので、各分野ごとにプログラミングを使った問題解決や知識理解の深堀ができる内容となっています。
さらにチュートリアルが手厚く、トピックスや動画説明で学習の要点がよくわかる内容になっています。
ちなみに防災プロジェクトのチュートリアルはこんな感じです。ヘリからロープのようなものが出ています。これもモーターで制御できるようです! 凄いですね!!
WeDo2.0を使った扇風機制御実験にチャレンジ
チャレンジでするべきこと
・WeDo2.0を使用して、手を近づければ回る、遠ざければ止まる扇風機を作成してみる
1.セット内容を確認
ではさっそくレゴ®WeDo 2.0 基本セットで実験です。セット内容は前述のとおりです。
2.ソフトウェアを立ち上げる
対応ソフトは、WeDo 2.0 ソフトウェア。
立ち上げるとステージではなくこんな画面になります。
「教室向けプロジェクト」を選択すると、プロジェクトの一覧が表示され、プロジェクトごとにチュートリアルが充実しています。
ここでは、「+」のマーク、マイプロジェクトの追加を選択します。
開いた直後はこのようになります。
3.スマートハブと接続
デバイズとスマートハブを接続します。
スマートハブの緑色のボタンを押すと画面上にスマートハブの表示名が出現しますので、選択して接続をします。
接続がうまくいくとスマートハブのランプが青色に点灯します。
同時に画面上のBluetoothのマークがグレーからグリーンになりました。
4.扇風機を組み立てる
ついに組み立てです。うちの子供用にレゴはあるんですが、素人感覚ではこの工程が結構手間取るんじゃないか?と思ってます……。
ところが、丁寧なチュートリアルが手助けしてくれるのです。
順序通りに1ピースづつ組んでいくと……。
意外と簡単に、扇風機できちゃいました。
※3と4は順序が逆でも大丈夫です。
これで準備は完了。
モーションセンサーで、手を近づければつき、遠ざければ止まる扇風機を作りたいと思います。
ポイントは一回モーターを止め、条件を入れて動きをコントロールすることです。
まずはモーターを止めるブロック(緑色)と砂時計ブロック(黄色)を繋ぎ、砂時計ブロックの下には、条件であるモーションセンサーが近づいたらブロック(橙色)を繋ぎます。
モーションセンサーの橙色のブロックはクリックするたびに、「近づいたら…」「遠ざかれば…」の表示か切り替わる仕様になっています。
※複雑に思いますが、すぐに慣れます。
手を近づければつき、遠ざければ止まる扇風機のコードができました!
5.実機で確認
ついに実機確認です!
スマートハブでつながっているので、再生ボタンを押すと、すぐに動くの確認ができます。果たして動くのでしょうか?
手をかざしてみると、動きました?あれ?
一瞬動いたような、でもそれ以降動きません!!
どうしてだかお気づきでしょうか?
そうです!ループ(繰り返し)になってなかったんですね。
ループブロックを追加すると…
お~~!!!動きました!
手を近づければつき、遠ざければ止まる扇風機の完成です。
6.番外編
ちなみに砂時計ブロック(黄色)の下に繋いだモーションセンサー(橙色)のところにはまりそうな気になるブロックがあります。マイクブロック(青色)です。
ということで入れ替えてみました。
「あぁ~~!!!」と声を出すと動き、音が止まると消える扇風機の完成です!
「あぁ~~~~~~~~~~~~~~!!!」夏場なら暑くてたまりませんね!
【注意】マイクの音はデバイス側の音を拾います。
ちなみにレゴ®WeDo 2.0 基本セットはスクラッチにも対応しているんですが
それは、次回にレポートしたいと思います!
今回も非常に面白いチャレンジでした。というよりさすがレゴといったところでしょうか。
レゴというだけで掴みはGOODなのに、プロジェクトが多彩で学習内容も奥深い。
使いこなしていただければ、かなり活躍するプログラミング教材ではないでしょうか!
また、チュートリアルがしっかりしているので、子供が1人でトライしても、ステップを踏んで学習できる構成です。
手持ちのレゴとも組み合わせられるし、ご家庭でも活躍するんじゃないでしょうか。